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現在位置: Wall Paper 大川きぼうプロジェクト 活動報告 2014-10-11~12 ニードルフェルト・マッサージ・健康診断ワークショップ開催@原・三反走

2014-10-11~12 ニードルフェルト・マッサージ・健康診断ワークショップ開催@原・三反走

2014-10-11~12 ニードルフェルト・マッサージ・健康診断ワークショップ開催@原・三反走

参加スタッフによるレポート

 

普段お世話になっている方からのお誘いで「大川きぼうプロジェクト」に参加した。
「大川きぼうプロジェクト」とは宮城県石巻市の大川地区の復興に関わる活動をしている団体である。
今回は10月11日と12日の2日間、ワークショップの手伝いに参加した。

東日本大震災の時には大津波が地域の小学校を襲い、児童74名と教員10名が命を落とす惨劇が起きている。
地元の住民と交流したときには「子どもを亡くした母親がいまだにショックを引きずっている・・・」、「いつも勉強を教えていた子があの津波で亡くなった・・・それを知った時に涙が止まらなかったんだよ」と教えてくださり、津波による傷跡が今でも癒されていないことがひしひしと伝わった。
私はこれまで仕事で営業やマーケティングに携わっており、また休日には、社会課題をビジネスの手法で解決するソーシャルビジネスを学んでいる。
地域活性というテーマにチャレンジするのは初めてだが、自分が学んだことを生かして大川地区の方々に貢献したいと思った。

埼玉県から車を走らせて6時間ほどで大川地区に入った。
川、山、海、豊かな大自然で都会生活の疲れが吹っ飛んだ。
車から降りると明らかに空気がおいしい。
風の音、川の音。
耳障りな機械音が聞こえてこない。
「これだよ。これがほしかったんだよ!」と心の中で喜んだ。

大川地区には長さが日本第3位の北上川が海まで流れている。
川に沿って車道が舗装されており、左右の風景が実に美しい。
触発されて頭の中で一人会議が始まった。
「川にボートを浮かべてのんびりデートをしてみたい」
「このまっすぐな道でドライブとかサイクリングなんかできたら気持ちがいいんだろう」
「観光客を増やしすぎないで、大人の隠れ家みたいな場所にしたらどうかな」
復興のアイデアたちが頭の中でぐるぐると回る。

ワークショップは集会場で開かれ、今回は地域の人々にニードルフェルト講座、マッサージ、健康診断の提供を行った。
ニードルフェルトは針を扱うので、最初は難しそうに見えるが、一度始めると夢中になってしまうおもしろさがある。
また、講師を務めたイクサポのみなさんの進行がすばらしく、一人ひとりの参加者に上手なほめ言葉をかけていくので、お母様方はまずますやる気に。
お父様方は照れ笑いを浮かべながらフェルトを形作っていく。
私も悪戦苦闘しながら豚のカップルを作ったのだが、お母様方が作った人形の質にはとても及ばなかった…

「大川きぼうプロジェクト」のワークショップで学んだのは人が直接支援する大切さである。
復興支援にはきっとお金も物資も必要だと思う。
ただ、同時に人と交わることで得られる安心感や温かさ、一体感等のエネルギーも大事だ。
ワークショップでは、関東から来た支援メンバーと交流することで参加者たちが笑顔になっていく姿が印象的だった。
また、ワークショップ開始前に支援メンバーの到着を待ちわびている様子も忘れられない。
人が現地に行って、直接被災地の方々と交流する。
人と人のつながりでしか生まれないものをワークショップで感じた。

二日目は大川小学校を訪問した。この写真は津波で破壊された小学校で撮った1枚。
壁にある「モマケズ、ニモマケズ」という一部欠けた宮沢賢治の詩が切なかった。
自然と共存しながら悠悠自適に暮らしたいという想い。それが込められた詩を自然が壊していった。

津波の後遺症に苦しみながら、大川地区は過疎化にも直面している。
人が消え、故郷が消え、自分のルーツが消えていく。
東日本大震災の時、私は海外にいた。友人も知人も亡くしていない。
震災前は東北に行ったこともないから、大川地区との縁もゆかりもない。
でも、自分の能力を生かして誰かを幸せにできるのなら、生まれた場所や今いる場所は関係ないと思う。
大川地区に行って、心が動き、自分に何かができると思えたのなら行動を起こせばいい。
11月にも大川地区を訪問させていただくことになっている。
次回は現地の方々とより多く、より深くお話しをして、復興の糸口を一緒に見つけたい。

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