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現在位置: Wall Paper ふんばろうチャリティーブックプロジェクト 『人を助けるすんごい仕組み』キャンペーン応募者からの感想

『人を助けるすんごい仕組み』キャンペーン応募者からの感想

2012年7月~9月に行ったキャンペーンでプレゼントした『人を助けるすんごい仕組み』を読んでくださった方に、同書の感想や、今後日本で起こり得る大規模災害に備え、被害を最小限に抑えるためのご意見をいただきました。

ふんばろう東日本支援プロジェクトは、東日本大震災後、ボランティア組織をゼロから立ち上げ、被災した方々に寄り添った活動を続けながら、短期間で全国に2000人を超えるメンバーを擁する被災地支援組織をつくりあげました。この経験を元に出版された『人を助けるすんごい仕組み-ボランティア経験のない僕が、日本最大級の支援組織をどうつくったのか-』(西條剛央著・ダイヤモンド社刊)は、大規模自然災害など想定外の状況に対応する普遍的な考え方を紹介しています。

災害発災時、そしてそれに続く復興への道のりにおいて、未曾有の状況に対応し、被害を最小限に抑えるためには、どのような知識を身につけ、どのように行動すればよいのか、この本を読んでご応募いただいた感想・ご意見の中からいくつかご紹介させていただきます。

◆千葉県 男性 40代
今回、この本を読ませていただいて支援というものが現地の一部でしか行われていないことがよくわかりました。また1年半経過し、記憶から薄らいできた方も多くなってきていると思います。9月1日の防災の日もなんとなく必死に災害を訴える側とさめている方々の温度差を感じます。

◆神奈川県 女性 30代
西條さんのやわらかい文章の中に被災地の、私が知ることのなかった「現実」がひとつ、またひとつと明らかになるにつれ、心がぎゅっと締め付けられる思いと無知である恥ずかしさでいっぱいになっています。私個人の話で恐縮ですが、今、病気療養中の身です。よくある病ですが患者数が多いので、3.11で被災された方の中には、同じ病の方も必ずおられると思います。微力ではありますが、「ほしい物リスト」(注:ふんばろう東日本支援プロジェクトが希望支援物資を送るのに活用しているAmazonのほしい物リスト)を活用させていただきお力になれたらと思っております。

◆栃木県 女性 30代
知らなかったことをたくさん知ることができました。3.11から未来へ向かう、これからの日本が、世界の希望になるかもと思いました。もし、どこかで大きな災害が起きたとき、「ふんばろう」の在り方は、とても役立つ…。それにしても、どんどん組織ができて機能してゆくお話は熱くなってしまいました。

◆神奈川県 女性 30代
出来事の意味は事後的に決まる。ーー「意味の原理」。今、まさにあの震災を、ただ「まがまがしい物」にするか、多くの犠牲の上に新しい「暮らしやすい」道へ向かうのかの岐路に立っている。意思を貫くのが難しい状況がたくさんある。が、とにかく動いてみる。動き続ける。そうすれば、「自然」と大きな力になっていく。ということが、具体的に納得できた。すべての出来事に対する不変の理のように思えました。

◆新潟県 男性 50代
数年前から構造主義(内田樹氏の著書で知った)を私の住む田舎の諸問題の解決に利用できないかと考えていました。この本を読んで「信念対立解消」など、諸問題の解決まで踏み込んだ構造構成主義があることを知りました。いわゆる「まちづくり」に取り組んでいると、解決・歩み寄りのできると思える問題でも感情的になって話し合いさえできない状況ばかりです。また、防災面ですが、中越地震の際に当時まだ珍しかったブログによる物資の調整をやりましたが、「ふんばろう東日本」で、はるか先の根本的解決が実現したことに大きな感動を覚えました。今回の震災では情報のないときに希少な現地情報を集約したブログ新聞の発行、配布でお手伝いをしました。支援者と被災者が直接つながる革命的な「ふんばろう東日本」の発展を期待しています。

◆静岡県 女性 ※ご感想の一部を抜粋させていただきました。
大規模なプロジェクトがバラバラに同時進行しているにもかかわらず、なぜ他の団体や行政と異なり、現地で本当に役に立つ支援が迅速に進んでいっていたのか。ほぼ日を読んでいてとても興味がありました。たまたま西條さんの周りには優秀な人々が集まっているのではないかと。
しかし、構造構成主義について理解すると、疑問はおのずと解けていきます。方法の原理に必要なものは、1状況、2目的。このふたつを全員が共有していくことで、どのような状況にも通用する原理ができあがり、答えが導き出せる。これは大震災という想定外の事態だけではなく、社会の中で生活し、何か問題にぶつかったときどう対処するか、という場合にも役立つと思います。

人は自分でも気づかないうちに状況を見誤り、本当の目的があるのを忘れてしまいます。そのときに立ち止まり、再考する上での大きなポイントが、この本には簡潔に記されています。何らかの組織で働く場合にこれを全員が知っていて、理解し、常に共有できれば、組織としてこれほど強いものはないでしょうか。
この本を手に取る人は、震災に関心があり、たとえ小さくとも何らかの行動をしている人だと思います。それだけでなく、組織のリーダー、組織で働く人(小さい組織で言えば、家庭における主婦だってそうです)、つまりなるべく多くの人に読んでもらいたいと思います。その方が有効な道をみんなが納得し、価値あるものとして確実に歩んでいけるのですから。

ふんばろう東日本支援プロジェクトは自律的に考えながら、まとまった動きができる組織にどんどん進化していますが、国や自治体・企業にもこの姿勢が必要です。いかに自ら考え、行動し、修正を行いながら前に進んでいくか。また、そのような人材を育てていくのか。これは復興支援だけでなく、組織の進む道をも左右する基礎となるからです。
被災地のみなさんは、今でも必死の思いで生活をされていることと思います。このプロジェクトを通じ、少しでも早く日常生活を取り戻し、日本の中でまだどこにもできていないような最先端の自立的で幸せな場所となりますよう、遠く静岡県から応援しています。

◆三重県 女性 ※ご感想の一部を抜粋させていただきました。
3.11東日本大震災のそのとき、私たち職員は下校した子どもたちと一緒にクラブのテレビで津波の惨状を見ていました。その後、クラブ全体として何かできることはないだろうか? お便りで家庭に呼びかけましたが、そちらにおもむくこともできず、じれったいばかりでした。

今年6月(注:2012年)に「南三陸わかめ養殖再建応援プロジェクト~サンドバッグを送ろう~」(注:ふんばろう東日本支援プロジェクト「サンドバッグプロジェクト」と「京都支部」の活動)を知り、ここにいながらでもお役に立てると思い、応募しました。
休みの間、クラブの休憩や子どもたちがプールに行っている時間を利用し、職員とサンドバッグを作成しました。子どもたちも「いくつできた?」と、夏休み中いつも気にかけていてくれました。南三陸町はどこだろうと地図で調べました。私たちの住んでいる市からは600キロ以上離れていることも知りました。ワカメの養殖にはいろんなものが不足していること。
サンドバッグもその一つと知り、アルバイトの学生さんも子どもたちと一緒に感じ、考えたメッセージを書きました。支援の足りないところに支援が届く大切さ、思いを伝える大切さなど今回の活動を通して得ることができました(南三陸漁港には8月末に送らせていただきました)。

また、NPOの理事長として、西條先生の「仕組み」は、組織を運営するうえで勉強になりました。理事会を開くたびに感じる違和感、志を同じくして立ち上がったNPOのはずなのにという私のもやもやに答えてくれる「組織の代表としての在り方、目的とビジョンの共有、クジラより小魚の群れ」などキーワードもたくさんありました。
いつも手元に置き、自分を奮い立たせる「お守り」にしたいです。そして、少しずつですが、ずっと応援していこうと思います。